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表と裏

コインでも紙でも、表があれば裏がある。
白紙だと、どっちが表で裏なのかも定義できない。
けれど、2つの側面があって、紙が成り立つ。

物事を捉える時も、同じだと言えませんか?

例えば、仕事でも遊びでも、他人に何か注意されたとします。
この時、嫌な気持ちになりますね。
これは、正常な反応です。

次に、この出来事に対して、何らかの思考(評価、判断)を
起こして、処理していきます。

この時、ベクトルが外側に向くと、他人との比較が始まります。
「注意されて恥ずかしい。」
「感じ悪いわ。」
「そんな言い方しなくても。」
「とても悲しい。」
「○○さんに嫌われたかも。」
などなど。
まぁ、注意した人と私との本音が食い違ってるわけですから、良い気はしないのは当たり前。
こういう場合、ネガティブ思考になりやすいですね。

じゃあ、ベクトルを内側に向けると、どうなるか。
内的世界なので、これまでの私との比較になります。
「○○さんのような考えもあるんだな。」
「言ってもらったことで、気づけて良かった。」
「今度から、気を付けよう。」
おぉ~!なんだかポジティブ思考ですね。

どうせ、思考で処理するなら、ポジティブ思考で処理した方がいいですね☆

けれど、
ですよ。

これも、一つの出来事に対して、表(ポジティブ思考)と裏(ネガティブ思考)を
しただけではないでしょうか?
要するに、思考という評価、判断を加えたということ。

よーく観察してみると、注意されたという出来事があって、
そして、その出来事は、すぐに消えてなくなってます。
出来事が終わってから、一生懸命、思考で処理するんですよね・・・

そういうことを知ってるだけで、ちょっと救われませんか?
だって、出来事は起きたと同時に消えてなくなっているのが事実ですし、
その後、ポジティブかネガティブか、あるいは思考自体を止めるのか、
どう処理するのかは、自分が選べる立場なんですから。

出来事(必然)の中で、どうするのか(自由意志)、
いつも任されてる存在が、私たちです☆
まずは、私が不幸にならないように、
そして、周りを不幸にしないように、
そういう自由意志で行動すれば、
生きていきやすくなりますよ(*^^*)

by hanagb | 2019-02-01 18:22 | ちょこっとコラム・メンタル | Comments(0)

プリザーブドフラワーと布ぞうりのお店、花工房GreenBellの店主の日記。お店のこと、教室のこと、日々の暮らしなど。また、マインドフルネス心理相談員として、カウンセリングなどの活動をしています。


by hanagb