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内側にある鏡

最近、マインドフルネスSIMTの話が多いです。
それは、私の中で、書きたい欲求が起こってくるからです☆

この前の個人セッションで、作用と対象についての説明をさせていただきました。
それは、以前に書いた「この世界すべてが、自己の内奥の働きで作られた現象です。」
とも言えることです。

例えば、テレビの画面に映像(ドラマなど)がうつり、私たちはそれを見てますね。
みなさんは映像ばかりしか見ていませんが、その映像は勝手に映っているわけではなく、
電波や電気を使い、テレビの中にある装置が作動して、はじめて映像が映るわけです。
これと一緒で、見えるものがある、ということは、その奥で、見えるものを作る働きが
起きている、と言えるわけです。

テレビの映像=見えるもの=対象
テレビの装置=見えるものを作る働き=作用

と言えます。

さぁ、ここで想像してみて下さい。
見えるものを作る働き、音をつくる働き、感じる働き、においを作る働き、味をつくる働き、
この五感をつくる働き、すなわち、全ての作用が自分になかったとしたら・・・

この世界はありませーん!

思考や感情、欲求というのは、この五感からの情報がなければ、起きてきません。
だから、やっぱり、世界はない、と言ってもおかしくないはず。

ということは、この世界は、私の内奥にある働き、つまり作用が起きて、
その作用がつくったものが映し出されている、とも言えます。
私は鏡そのものであり、私の内側が、そのまま世界として映し出されている、
そのように見えませんか?

だから、世界は私そのものなのです。
世界から問題が起きてくるということは、自分の内側に問題が起きているのです。
例えば、誰かに何か言われた、何かされた、それが問題のように思えたとしても、
実は、そういう現象が起こっただけに過ぎず、問題にしているのは、自分自身なのです。

で、これは、チャンスなのです。
私がパニック障害を乗り越え、今の病気をあまり気にしていないのも、
こういう問題が起きた時(私の場合は、対人関係よりは病気が多いですが)こそ、
何が心に引っかかり、何を嫌がったり不安になってるのかを、知ることができるからです。
自分の問題、根っこにある本音に気づくと、問題は解決していきます。
解決できないことは、受容していけます。

まずは、自分の心をよく知ること。
そして、問題解決へと行動していくことです。
世界から問題が起きてくる、身体や精神が辛い、
これは、本当の自分に気づき、今後の人生を過ごしやすくするための
神様(自分自身)からのプレゼントかもしれませんよ。

by hanagb | 2017-06-12 18:48 | ちょこっとコラム・メンタル | Comments(0)

プリザーブドフラワーと布ぞうりのお店、花工房GreenBellの店主の日記。お店のこと、教室のこと、日々の暮らしなど。また、マインドフルネス心理相談員として、カウンセリングなどの活動をしています。


by hanagb